7月からの週間スタッフ日記です。
どうぞゆっくりとお読み下さい。


 

10月31日

文章講座を受講される方は、
何かを「変えたい」と思われていると思います。
一番は「文章が上手くなりたい」ですよね。

いつも課題を提出して下さるみなさんが、
回を重ねるごとに上達される姿に、
担当させて頂いている私もとても感動します。
最後の課題の時は名残惜しく、最後の返信は、
ちょっとホロッとしてしまいます。

少し心配なことがあります。それは、
課題の提出が止まってしまった方、課題の提出がない方、
何か困っていらっしゃるのではないかということです。

書こうという気持ちが盛り上がらないこともありますし、
任意ですので無理にとは言えませんが、よろしかったら、
力の入った課題でない気軽なメールでも構いませんので、
課題をきっかけに一行書いて頂けるといいなぁと思います。

例えば、
「課題のネタを探していたら、他のことをしてしまいました」
というメールもアリです(個人的にとても共感します)。

そうではなく、他の具体的な問題であれば、
遠慮なく事務局までご意見をお送り下さい。

まずは変身・・・、ではなくて、返信(ベタですみません)。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

9月28日

私の住む愛知県では、万博が終わってもまだ
なんだか、ばたばたしています。
みなさんは、万博に行かれましたか?

万博の思い出といえば、
オーストリア館で食べたケーキが美味しかったです。

この夏は、

主人の海外出張&帰国
子どもの友だちが初めて泊まりに来た(万博&ポケフェス)
長男 バスケットの試合に出た
次男 食中毒で入院
弟の結婚式で広島へ

と、なんだかばたばたした夏をおくりましたが
今思うと、結構、中身の濃い夏だったように思います。

話は変わって、(こっちが本題では??)

私は受講生さんの添削をさせていただいていますが
受講生の方と一緒に学ぶことも多いです。

あやふやなアドバイスはできませんので
図書館に通って、文章の書き方の本を読みます。

なぜ図書館に行くかというと、
文章の書き方の本だけでも、100冊くらいあるので
いろいろな方面から文をながめることができるのと 集中して勉強できるってことでしょうか。

本のタイトルをみているだけでも、ワクワクします。

夏休みも終わったので、
ワクワクしに図書館へ行こうかなと思っています。

 

9月2日

夏休みもいよいよ終わり、9月。
新学期が始まる前に、宿題の点検をしました。
ドリル形式の「一学期のまとめ」の小冊子、どなたも
小学生の夏休みに、必死で(笑)やった記憶があるのでは?

最後は親が丸付けをして、提出します。
答えを見ながらチェックしていると…
うーん、と思うモノがいくつか。
それは、「漢字の書き順」。
これが、大人になっても意外と間違って覚えているものなんですね。

たとえば、「式」。
縦に伸ばしてはねる棒は、何画目でしょう?



娘の答えは、「二画目」。
横棒、縦棒、ときたようですね。
これが、「ブブー!」なんです。

正解は、「五画目」。
上から下の「エ」に降りてきて、それから縦棒なんですね。
そして、最後に点をつけます。

その他、「飛」「機」「必」なんてどうでしょう。
正しい書き順で書くことができますか?

今は、「字を書く」機会そのものが少なくなりました。
ですが、正しい書き順は元々、字を美しく書くためのもの。

「この文字の書き順、どうだったっけ?」

たまには、そんなことにも思いを馳せてみてくださいね。

 

 

8月21日

ヤバいよ、早くスタッフ日記更新しなくちゃ…!

前々の日記で代表の平野が書いていましたが、
これは従来の使い方の方ですね(笑)
先日、脚本家の渡辺あやさんの短編を読んでいたら次のような部分がありました。

 「やばーい。もうやばい。あたし、先生、やばいって」

  友人に「ためしに告ってくりゃいいじゃん」と言われると、

 「ダメだって。やばい、そんなの。やばいもん」

これは女子高生の会話ですが、
もう先生のことが好きで好きでどうしようない、
好きな気持ちが強すぎて簡単に告白なんてできない、ということになりますね。
さすがに売れっ子脚本家は言葉の使い方に敏感ですよね。

しかしこのような使い方は日本語に限らず、英語にもあるようです。

「かっこいい」という意味の定着している cool 、
この言葉ももともとはスラングだったそうですね。
その他、マイケル・ジャクソンのヒット曲にもなった bad 、
サーファー用語だったという sick 、
ブリティッシュ・ロック発の wicked など、
もとはよくない意味の単語を「最上級の誉め言葉」として使うという
現象はどうやら世界的な傾向といえそうです。

私などは英語はまったく苦手ですので、こんな言葉を使われたら
誉められてるのか、けなされてるのか、とまどってしまいます。

ところで、渡辺さんの小説では、こういう若者言葉を使いこなす母親に
主人公が、いわく言い難い感情を抱いているという設定になっています。

やはり大人は大人らしい言葉を使わないと、ヤバいかもしれない
ということでしょうか。
あ、これも従来の方の意味ですよ、念のため。

 

 

7月31日

先日、愛・地球博に行って来ました。

チケットは、当日、窓口で入場券に引き換えなくては
いけないため、事前予約が取れませんでした。

また、ナイターチケットで夕方に行ったので、
入場したときにはすでに整理券も当日予約も無理。
だから、見たいパビリオンには並ぶしかありませんでした。

我が家の場合、夫はそこに行って雰囲気を楽しんだら気が済むタイプ。
長蛇の列に並んでまでパビリオンを見たいとも思わないし、
並ぶくらいなら帰りたいといいます。

ところが、私は欲張りなんですね。
行ったからには、あれもこれもみて回りたいし、
そのためには長蛇の列に並ぶのを厭わない。
(そりゃ、並ばないに越したことないですけど)

だって、せっかく来たんだもん。次はないかもしれないだもん。
できるだけいろんなものを見て帰りたいじゃないですか。ねぇ。

同じところに行くにも、いろんな楽しみ方があるように、
文章にもいろんなタイプがあります。

同じテーマで書いたとしても、一つのことを深く掘り下げる方もおられるし、
あっちもこっちも、と、いろいろ紹介してくださる方もあります。
また、ガイドブックのように理路整然と書いて来られる方、
ご自分の思いを中心にして内容を書いてこられる方などさまざまです。

添削課題一つを見ても、書かれた方のお人柄がうかがえて、
とても楽しく読ませていただいています。

愛・地球博の楽しみ方がそれぞれなように、
何が正しいとか、どれがいいとかということではありません。
その方の文章が一番輝くようにお手伝いさせていただけたらな、
といつも思っています。

「あなたらしく楽しんで書く」のが、文章上達の一番のコツなのですから。

 

 

7月21日

「ヤバイ」「微妙」 皆さんはこれらの本来の意味をご存知ですか?

今の若者はこれらの言葉を

「ヤバイ」=「かっこいい、すばらしい」
「微妙」=「余り良くない」

こんな意味合いで使っているようですね。

言葉は生き物であり、その本来の意味から変わっていってしまうのは仕方のないこととは思います。

本来、「ヤバイ」は、「やば」(不都合なこと、奇怪なことを意味する古語)から派生した言葉であって、決して、「かっこいい」などという意味合いはないのですが......

これに関して、「最近の若者は言葉の使い方がなっとらん」などと思っている中高年の方! 要注意です。

「汚名返上」
「汚名挽回」

どちらの言葉が正しいのでしょう?

意外と、「汚名挽回」が正解とおもっている中高年の方は多いようです。

実は、「汚名返上」が正しいのです。

しかも、若者のほうが中高年の方よりも正解率が高いとか....

「言葉の使い方がなっていない」といわれる若者でも、最近の漢字ブームのためなのか?結構、言葉を知っていることに、私も少々驚きでした。

言葉をコミュニケーションの道具として考えるならば、「ヤバイ」とか「微妙」なる言葉を使いながらも、意外と漢字や熟語を知っている若者に軍配が上がるような気がしてならないのですが.......

言葉や文章は本来の意味をしっかりとわきまえ、話をする人にあわせて言葉を使い分ける!
そんな訓練。皆さんも行うことで、ジェネレーションギャップを埋めることができると思います。

 


2004年版へ               2005年度1〜6月版へ

      

最新日記へ          TOPページへ戻る